免疫力を高めて生体の抵抗力をつけることもコロナ禍の感染症対策として非常に重要です

感染症の予防

コロナ禍の現在において、『感染症対策の基本』のひとつである、他人との身体の距離を保ち「感染源に近づかない」ことは、テレビや新聞などの媒体でも大きく取り上げられており、実際にそれを意識し、実行できている方も多いかと思います。

ですが、それ以外にも『感染症対策の基本』として、免疫力を高めることで「生体の抵抗力をつける」ことがあります。あまり報道媒体等で取り上げられないため、「感染源に近づかない」ことに比べると、意外と認知されていないように感じます。

免疫機能に関係する栄養素

免疫機能に関係する栄養素としては、エネルギー、たんぱく質、n-3系脂肪酸、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン)、ビタミンC、D、E、ミネラル(セレン、亜鉛、銅、鉄)、乳酸菌・腸内細菌。

COVID-19は、高齢者や低栄養者に発症率が高いといわれています。

高齢者では、痩せていることや血清アルブミン値の低下が原因により、ワクチンの接種後の抗体陽性率が低下し、感染予防率も低下します。

また各種ビタミン・ミネラルの欠乏は免疫細胞の機能低下を招きます。

COVID-19の憎悪(ぞうあく)化と肥満

肥満により、COVID-19は、増悪(ぞうあく)化して重症化する者は約2倍になります。

BMIが高値になるほど緊急入院の頻度やICU入室頻度が増大し、英国ではICUの感染者の内72%が肥満、もしくは肥満傾向にありました。

1743万人を分析した結果、死亡要因には、高年齢、男性、肥満、貧困層が存在することがわかりました。

肥満者では、内臓脂肪細胞から、炎症性のサイトカインが大量に産生され、COVID-19により炎症が拡大し、免疫機能が暴走するサイトカインストームが起き、増悪(ぞうあく)化します。

サイトカインとは

まずサイトカインとは細胞からでるタンパク質で、他の細胞に命令を伝達するための物質です。サイトカインは様々な種類がありますが、具体的な名前としてはインターフェロンやインターロイキンというよく聞かれる名前もあります。

サイトカインが細胞から血液中に分泌されると、発熱や倦怠感、頭痛、凝固異常などが起こります。サイトカインが分泌されるのは身体を守るためであり、身体に異常が起きているのを知らせるためでもあります。

新型コロナウイルス感染が肺に起こり細胞に炎症が起きると、サイトカインがその細胞から分泌されます。先述の通り、他の細胞に肺に炎症が起きたことを伝えるのと、炎症を抑えるよう他の細胞に命令するためです。

サイトカインストームとは

感染の量が多くなると、炎症の量も多くなり、サイトカインも大量に放出されます。それをサイトカインストーム(サイトカインの稲妻、サイトカインの暴走、免疫暴走)と呼んでいるのです。

大宮エヴァグリーンクリニック
『新型コロナウイルス感染とサイトカインストームと血栓症の関係について』より引用

新型コロナウイルス感染とサイトカインストームと血栓症の関係について | さいたま市大宮区の胃腸科・泌尿器科 大宮エヴァグリーンクリニック
  こんにちは。本日は5月7日、埼玉県は自粛が延長されて初日なりました。我々、大宮エヴァグリーンクリニックは徹底したウイルス感染予防策を実施しながら診療を継続しております。やはり自粛の中でも泌尿器や消化器の病気になる方はいらっしゃいますので、クリニックが空いていることで非常に感謝されることもあります。患者様だけではなく...

『COVID-19は、低栄養で発症しやすく、過剰栄養で増悪(ぞうあく)化しやすい』ということがわかります。

withコロナ社会の食事

約170万の未発見のウイルスが存在し、そのうち約63万~82万のウイルスが、人に感染するポテンシャルがあるといわれています。

未知なる新型ウイルスによる緊急事態は今後、何度も起こる可能性があります。

人間活動や気候変動による環境の変化が、未知なるウイルスの活度性を増大させます。

今後は、環境負荷の軽減も視野に入れ、栄養バランスの優れた「地球にやさしく持続可能な健康的な食事」が必要になるということを頭に入れておきましょう。

参考資料

健康マスター(エキスパート)
「Withコロナ」における食生活の工夫」

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